きゅんとしちゃったじゃん…。



澪王の『おいで』には相当弱い…。



薬を飲んでから初めてお許しが出た澪王のベッド。



大きなベッドで、一緒に横になる。



「何時にお仕事行くの?」

「午後3時」



まだまだ眠れる…。



いい匂いがするぅ~。



澪王が頭を撫でてくれて。



好き。



澪王、好き…。



あたしが間違ってたらちゃんと怒ってくれるし、澪王といると不安にならない。



散々バカにされてるけど、澪王の隣では素でいられる…。



薬のせいか、眠りに落ちるのが早かった。



「シュリ、シュリ」

「ん~…?」

「仕事行くからな。メシは一応作っといたから、食えそうなら食え」

「ん…」

「しんどそうだな…。2時間もしねぇでユウリが帰ってくると思うけど…なんかあったらケータイ鳴らせ」

「わかった…」



熱くて溶けそうな体。



きっと今がピーク。



ボヤッとする意識の中、澪王は仕事へ行ってしまった…。