しばらくすると襲った睡魔に従う。



眠ったと思えば暑くて目が覚め、澪王が置いてってくれたお水をゴクゴク。



起きてたくなくて、布団もかけずに寝る。



そして迎えた朝は、ユウリが布団をかけてくれ、心配そうにあたしをのぞき込んでいた。



「夜中に熱出たの?具合悪いのに気づかなくてごめんね…」

「澪王がお薬くれた」

「よかった。今日も学校は行かないよね?僕も休んだ方がいい?」

「大丈夫。病院行くし」

「学校終わったらすぐ帰るからね」



コクッと頷くと、温かくなったタオルを持って部屋から出てった。



もう少し寝よう…。



そう思ってうとうとしてたら、急に澪王のドアップ。



「なにっ!?」

「タオル、冷たいの」

「あり…がと…」



部屋に来たの、気づかなかった…。



あっ、タオルが気持ちいい…。



「くぁ~…」



あくびをする澪王は、満足に寝てないのかも。



迷惑、だよね…。



なにしてんだろ、あたし。