さすが、人気者の澪王。



あたしが思ってた以上に騒がれてしまった。



どこに行っても囲まれて、全く落ち着けない。



家に帰ったらその話はしないんだけど、これは完全に澪王に迷惑をかけている。



「ただいま」

「おう、おかえり。メシ食ったか?」

「ううん…。澪王、あの…」

「マジ、どうすんだよ、これ」

「怒ってる…よね?」

「そりゃあな?ユウリが心配してメールよこしたぞ」

「ごめん…」

「で、もういいか」



なにが?



なんて聞く前に、抱っこされてベッドルーム。



ポンッとベッドに投げられ、澪王はあたしに馬乗り状態。



意味がわかりません。



「お前のおかげで、俺は犯罪者扱いだ」

「うっ…それは…」

「このままだと、マジで俺の立場がヤバイわけよ。まぁ、それはお前が悪いわけじゃねぇんだけどな?好きになった相手がガキだったのは、俺も悪いわけだし」



だから意味がわからない。