澪王の仕事も今はそんなに忙しくないみたいだし、あたしも今は休憩。



だから、ユウリが学校に行ってる平日に、澪王とふたりでダラダラしまくり。



「デートでもできたらいいのになぁ…」

「ムリだろ」

「わかってるよ…」

「シュリ、昼寝するか」

「うん」



こんな日もイヤじゃない。



この幸せは、きっと今しか味わえないから。



「澪王?起きてる?」

「ん~…」

「腕枕して?」

「あいよ…」



澪王の匂い、大好き。



腕枕してもらって、抱きしめられながら眠る。



もう、離れたくないな…。



別居はやっぱり、寂しいもん…。



それからも、澪王とは平和な日々。



仕事にも張りがあるって感じで。



だけど、コイツとの仕事はやっぱりイヤだ。



「俺ってハーフなの。今はダブルとか言うらしいけど、どこだと思う?」

「レオンさん、今仕事中」

「シュリはロシアだったっけ。なんか週刊誌に書いてあった」

「…………」



激しくウザイ。