次の日、強行突破に出た。



「レオさん、ヒカリさんとの関係は?」

「あの写真はどこから流出したんでしょうか!!」

「ご結婚なされるんですか~!?」



鬱陶しい報道陣の前に立ってやった。



一瞬静まり返った空気。



次の瞬間、スゲーフラッシュの嵐。



「おい、澪王っ…」



アツシの静止も聞かなかったことにする。



悪いけど、もうめんどくせぇから。



「ヒカリ?元カノ」

「えっ、では現在は…」

「相当前に終わってるし。写真くらい撮るっしょ。で、聞きたいことは?」

「ご結婚っていうのは…」

「女の子大好きな俺がするわけねぇじゃん。ってことで終了~。あっ、新曲出るんでよろしくお願いしま~す」



そのあとのことなんか知らない。



移動の車に乗った瞬間、全員に頭をひっぱたかれた。



「今日、飲み行くからな」

「奢れよ、澪王」



言葉はそれだけ。



俺にしてはうまくやった方だろ?



何も考えてなかったら、正直に覚えてねぇって言ってるし。