今までの最低な自分を後悔する。



シュリだけに尽くして、シュリだけでよかった。



「終わらせるから、もう少し待てるか?」

「うん…」

「キスしたい。していい?」

「だからなんで聞くの!!は、恥ずかしい…でしょ…」

「明日仕事?」

「ないよ。ないから…澪王の好きにして…いいです…」



ヤバい。



この騒動が終わるまでは我慢しようと思ってたのに。



シュリから誘われたら、誘いに乗らないなんてムリ。



「ソファーでいい?」

「ベッドがいい…」

「待てねぇよ」

「じゃあ聞くなっ!!」

「カワイイ、シュリ。俺のシュリ。愛してるよ」



自分でもおかしくなったんじゃないかと思うくらい、甘い言葉を吐いた。



シュリにこの気持ちを伝えたかった。



年甲斐もなく、夢中なんだ。



シュリしかいねぇんだよ、俺が好きになる女は。



ヒカリには悪いけど、好きな女は大事にするし、腫れ物扱いだってする。



だからヒカリは俺の中で、適当な女ってことだ。