そのあとに真っ赤な顔で飛び付かれて。



「ユウリは?」

「リンリンのお家にお泊まり」

「そうか、ならもう、ここでいい…」

「ちょっ、どうしたの…?」



ソファーに押し倒したシュリ。



当たり前にそばにいたのが、急になくなると寂しいもんだ。



ヒカリに会って、なんか吹っ切れたし。



今さら俺なんか、自分を守ったって意味ねぇし。



昔から最低なヤローだったしな。



「好きだよ、シュリ」

「な、なんなの…?急に来たと思ったら押し倒すし…」

「お前は俺のなにがよくて一緒にいんだ?」

「そんなの…知ってるくせに…」



赤い顔がプイッと右側を向いた。



カワイイ…。



「ヒカリに会ってきた。俺にそばにいてくれって。体だけでもいいって」

「バカじゃないの。澪王はあたしじゃなきゃ満たされない体になったのに」

「ははっ、スゲー自信だな!!」

「あたりまえでしょ。あたしを誰だと思ってるの?澪王の中では、シュリちゃんが世界一カワイイんだから」



そういうとこ、たまんねぇな。