あたしは反対する人もいないし、ユウリという力強い味方がいる。



その点では幸せかもしれない。



「レイさんも決まった将来があったんだね」

「社長は独身だし、俺以外に後継ぎもいないからな」

「レイさんのパパは?」

「有名な俳優だ。仕事で何度か会ったことがある」

「その程度なの?」

「まぁな。俺を生んだのは未婚だったし、今更父親なんか求めちゃいない」

「あたしと同じだね」

「そうかもな」



その日の仕事は楽しくできた。



レイさんとの関係も最近はかなり良好だと思う。



「シュリ、明日は忙がしいからな。ちゃんと寝て、体力蓄えとけ」

「はぁい」

「ユウリにもよろしくな」

「気をつけて帰れよ、レイさん」

「あぁ」



家には先に帰ってたユウリ。



久しぶりにリンリンがいる!!



「シュリ先輩、お久しぶりです」

「なんでいんの!?お泊まりする!?」

「シュリ先輩に会いたくて?」

「大好き、リンリン!!」



よし、仕事頑張ってでっかい女になるぞ!!