それを我慢して、全員が寝てからシュリの隣に横になった。



「ヤダッ!!」

「は!?」


急にシュリがデカイ声。



何事かと思えば、どうやら寝言で。



ギュット掴まれた服。



小さな手が必死に俺を求めてる。



「シュリ?大丈夫だからな?」

「ん…」

「お前はお前のままでいいよ。そのまま、やりたいようにやればいい」



寝てるくせに、笑って頷いた。



カワイイヤツ…。



ペタッとくっついてく来て、やたらかわいくて。



俺にはなにもできないけど、応援はしてるから。



辛くなったら頼ればいい。



話くらいは聞いてやれる。



まぁ、そんときに俺に余裕があればだけど。



俺も頑張んないとな…。



そう思いながら目を閉じた。



夢の中で、俺は歌ってて。



周りには信頼できるメンバーと、笑顔のシュリとユウリ。



目が覚めたとき、スッゲー幸せを感じた。



これが俺に必要なもの。



俺が求めてるもの。



そのために、俺は今日も歌う。