ユウリもショーにでるために今はスケジュールを調節中らしい。



一緒に行ってくれたら少しはシュリも心強いんだろうけど。



「リキさん、髪型変えたんだね。カッコイイ」

「ユウリはなんでこんなにカワイイんだ?妹とは似ても似つかねぇ」

「そうかな?僕だって性格悪いよ」

「あっ、タトゥー入れたの?ってか増えた?」

「よく気づいたな」

「だって僕、ラッシュのファンだもん」



ユウリは俺たちから可愛がられてて、きっと仕事でも一緒だろう。



シュリの性格は周りに敵を作るからな…。



「あっち行ったらシュリのこと頼むぞ、ユウリ」

「うん、任せて!!今は疲れてるかもしれないけど、シュリが本気でやってる証拠だと思うから」

「いい兄貴だな、ユウリは」

「癒してあげてね、澪王さん。それは僕にはできないからさ」



幸福者だな、シュリは。



こんなに思ってくれる兄貴がいて。



「どうでもいいから飲めよ、澪王」

「飲まねぇよ。明日歌うから」

「いつからそんなに真面目になったんだ、お前…」



本当はかなり飲みたいっス…。