レイだって、シュリの疲れ具合に気づくだろ。



「シュリがどうかしたんですか?」

「疲れ過ぎだろ。どんだけ働かせんだよ」

「俺だってそう言ってます。仕事決めてるのは社長とシュリ本人ですから」

「アイツの体力考えろ。ジョンとこに行くの、どうにかなんねぇのか?」

「なんないです。ショーなんで」

「ショー!?シュリが出るって言ったのか!?」

「はい。都合が合えばユウリもですが」



かなりデカイ仕事らしい。



世界中に流れるし、ジョンが超有名だから、そのショーとなればかなりの注目。



「万全で行かせてやりたいので、俺も今は仕事詰め込みたくはないです」

「そうか。自分で決めたのか…」

「倒れるまでやらないと、シュリはわかんないかもしれないですね」

「だろうな。注意してみててやってくれ」

「わかってます」



レイがいれば大丈夫かもしれない。



やりたいならやらせてやるしかないか…。



俺も頑張んないとな。



シュリに恥ずかしくないようにしねぇと。