そして数日後、ふたりでの仕事。
真っ黒なドレスを着たあたしと、真っ白なタキシードを着たユウリが王様のイスに座る。
「コレはなに?」
「社長企画の新年パーティ。僕らは特別待遇らしいよ」
「特別って。座ってるだけの人形じゃねぇか」
「まぁまぁ。下手に事務所の人間に挨拶するなってさ」
「なんで?」
「社長の意向はよくわからないよ」
どうやら社長はあたしたちのお披露目をしたかったらしい。
新人で急にデカい仕事ばっかりしてるあたしたちをよく思ってないヤツらに見せつけるんだとか。
「あっ、澪王さんだ」
「ラッシュも呼ばれてたんだね」
「売れっ子だからね」
「スーツカッコイイ…」
「カッコイイね~」
澪王よりも目立ってるあたしたち。
確実に澪王たちの方が立場は上なのに。
「おっ、置物が2体」
「ユウリとシュリじゃねぇか。着飾ってふたり揃うと相変わらず迫力あんな~」
「完璧に社長のオモチャだな」
そうだね~。
真っ黒なドレスを着たあたしと、真っ白なタキシードを着たユウリが王様のイスに座る。
「コレはなに?」
「社長企画の新年パーティ。僕らは特別待遇らしいよ」
「特別って。座ってるだけの人形じゃねぇか」
「まぁまぁ。下手に事務所の人間に挨拶するなってさ」
「なんで?」
「社長の意向はよくわからないよ」
どうやら社長はあたしたちのお披露目をしたかったらしい。
新人で急にデカい仕事ばっかりしてるあたしたちをよく思ってないヤツらに見せつけるんだとか。
「あっ、澪王さんだ」
「ラッシュも呼ばれてたんだね」
「売れっ子だからね」
「スーツカッコイイ…」
「カッコイイね~」
澪王よりも目立ってるあたしたち。
確実に澪王たちの方が立場は上なのに。
「おっ、置物が2体」
「ユウリとシュリじゃねぇか。着飾ってふたり揃うと相変わらず迫力あんな~」
「完璧に社長のオモチャだな」
そうだね~。