しばらくユウリの部屋にいて、深く眠ったことを確認してからリビングへ。



シュリは風呂に入ってたらしく、部屋着になっていた。



「今までユウリといたの?どうだった?」

「疲れてんだろ。俺に一緒にいてって言った」

「澪王って、ユウリが弱みを見せる唯一の人間かもね」



そうかもな…。



大事にしてやんなきゃ。



俺にはユウリもめちゃくちゃカワイイんだけど。



「ふぅ~…」

「疲れてんの?」

「なんか気が抜けた」

「うん、あたしのせいだね」

「いや、いろいろあったからな。声出ねぇとか、レイがムカつくとか」



ユウリも心配だし…。



このまま落ち着けばいいけど。



「困ったね~」

「困ったな」

「これからも困るかな?」



隣にやってきたシュリの頭を撫でながらそうならないことを祈る。



楽しく生きていきたいのに、楽しいことばかりじゃない。



ソレが人生ってもんなんだろうか。



「頑張りますか」

「うん!!」



とりあえず解決ってことで。