アイツのことは信用ならないけど、シュリのマネージャーが務まるのはレイしかいないかもしれない。



そこは俺が妥協すべきとこってわけね…。



これでしばらくはなんにもねぇかな?



「で、ユウは?」

「寝てる。仕事と学校の両立で超疲れてるみたい」

「大丈夫か?」

「どうかな?ユウリもそんなに体力ある方じゃないし」

「顔見てくる」



滅多に開けないユウリの部屋。



ノックしても返事がなく、勝手に開けた。



ベッドが膨らんでて、反応がない。



近づいて見たユウリの寝顔は、顔色が悪い。



元から白いのに、さらに白い…。



死んでんじゃねぇかと思うくらい、静かに眠っていた。



「ユウリ?大丈夫か?」

「澪王さん…?」

「具合わりぃ?」

「疲れただけ。寝たら復活するから大丈夫…」

「しんどいなら甘えろよ?ひとりでがんばるな」

「少しだけここにいて…」

「ん、わかった」



究極に弱ってるみたいで、心配になった。