嬉しいんだけど、どうしよ…。



カラダが…。



「あたしも澪王にプレゼントあるの!!」

「マジ…?」

「ムフフ~」



急にご機嫌になったシュリは、下着姿のままクローゼットに向かい、小さな箱を持ってきた。



ピョンっとベッドに飛び乗り、少し照れたように俺に差し出した。



「なに?」

「澪王の好きそうなヤツ!!」

「おぉ、指輪だ…」

「澪王に似合うかと思って」



たぶん高い。



稼いでんだな、シュリ…。



中指にピッタリのゴツゴツした指輪。



「素直に嬉しい」

「よかった!!」

「ありがとな、シュリ」

「澪王もありがと!!」



小動物…。



カワイイ…。



明日も忙しいんだけどな…。



「誘われたら応えるしかねぇよ」

「はい…?」

「イヤなこと全部忘れさせてやる。風呂入ってねぇけど、お互い様だし?お前明日から休みだろ?問題ねぇな」

「ちょっ…」

「気持ちいいクリスマスにしようか、シュリちゃん」



ドロドロに溶けます。