次の日からは澪王の欲しいモノをリサーチ。



「澪王くんが喜ぶもの?」

「うん。何かないかな?」

「澪王くんのこと、あんまりよく知らないんだよね、あたし」



セイナはダメらしい。



次はユウリ。



「ハンバーグ…?」



却下。



よし、希王だ。



「兄さんの好きなもの?」

「何か思いつかない?」

「ギターはいっぱい持ってるし…。ん~…女?」

「テメー、マジシネ」



話にならん。



もう自分で探すもん。



仕事中にも悩み、家に帰ってからも悩む。



困ったな。



思いつかない。



「澪~王」

「ん?」

「澪王はなにが好き?」

「シュリ!!」

「は…?」

「ってことで、今から俺に食われてくんない?最近忙しくてムラムラしてんだよ」

「ちょっ…」

「いただきます」



信じらんないバカ。



こっちはこんなに悩んでんのに!!



「明日早いからヤダっ!!オヤスミ!!」

「いてっ!!なにキレてんだよ…」



このアホ澪王~!!