本が好きな希王のためにある書庫。



音楽好きな俺のためにあるカラオケルーム。



ガキの頃は室内プールにも入ったっけ。



「シュリ様、エステはいかがです?」

「えっ!?そんなのもしてくれるの!?」

「よく奥様がご利用されるんです」

「やるやる~!!澪王、エステエステ~」



手を振って走り去ったシュリは、さっきの小説を放置。



忙しいヤツだな…。



「本日の料理はメインに魚でよろしいですか?」

「なんでもいいよ。シュリが戻るまで少し寝るから」

「ならばお部屋へご案内いたします」



昼寝でもして、ダラダラしよ。



これまた豪華なベッドルーム。



マッサージを受けながら、とりあえず爆睡した。



長距離、疲れた…。



「ツルツルになったんだけどぉ~!!」

「重い…、うるさい…」

「お散歩行こう!!夜になると寒いから今行こうよ!!」



テンション高いな…。



楽しんでるみたいで、俺も嬉しいよ。