一方シュリは拗ねたような顔。



「なにが不満だ?」

「あたし、悪くない」

「そりゃそうだ」

「相手が勝手に妬む。あたし、悪くないじゃん!!」

「だからって、そんなもんに慣れんなって言ってんだよ」

「だったらどうしたらいいの?学校来て、あたしを守ってくれる?奇麗事はいらねぇんだよ」



そう言ったシュリは、走って部屋にこもった。



やっぱりわかんねぇ!!



「ガキの女なんてクソだな!!」

「シュリ、カワイイから妬みがスゴくて…」

「あのガキ、マジムカつく!!お前はこんなに素直でカワイイのにな~…」

「僕、澪王さんだったらタダで抱かれてもいいよ」

「またそういうことを…」

「ウソ!!でも、澪王さん、大好き」



頭が痛い。



ユウリはカワイイ弟のようだ。



シュリ?



ただの小悪魔気取りの毒舌クソガキだな。



「シュリのこと、追い出したりしないでね…」

「しねぇよ!!しねぇけど…」



言われっぱなしは性に合わねぇ。



さぁ、復讐だ。