ベッドに寝ころんだシュリの隣に座る。



「今日泊まる?」

「明日早いから夜に帰る」

「寂しい」

「やたら素直じゃん」

「今ワガママ言ったら嫌われるもん」

「そうか。そういうの、考えられたのか…」

「超失礼!!あたしだって反省したもん…」

「ん、偉い…」



横になるシュリに久しぶりのキス。



唇を離すと、ギュッと服を掴まれた。



カワイイことを…。



「澪王は平気…?」

「平気じゃねぇよ。家ではスタジオばっか」

「寂しいの?」

「そうだな。寂しいな」

「へへっ、あたしのこと好きなんだね」

「だからもう少し我慢しような?」

「うん、うん…我慢するから今はくっついてる…」

「お前が寝たら帰るから。それまでくっつきまくっとくか」

「一緒にお風呂入ってね!?ちゃんと寝てから帰ってね!?」

「ん、まずは昼寝するか!!」

「ギュ~して!!」



これでしばらくは安心だ。



とにかくシュリも少し大人になったらしい。