強く抱きしめたら本当に折れてしまいそうな体をギュッとした。



「嫌いになんてなんねぇよ。毎日ちゃんとシュリのこと考えてる」

「ウソ?」

「ウソじゃねぇし!!まぁ、今はとにかくユウリと仲直りしないとな?」

「ごめんねって言った。ユウリ、笑って許してくれたよ」

「そっか」



しばらく話をした。



穏やかなシュリは、とにかくよく喋る。



アツシんちに泊まりに行った話とか、仕事の話とか。



言いたいことが溜まってたみたいに、とにかくよく喋った。



「そろそろメシにするぞ」

「なにか買ってきたの?」

「シュリの好きなものって考えたら目玉焼きとアイスしか思いつかなくて、リキのオススメのロコモコにした」

「ロコモコってなに?目玉焼きある?」

「とにかく食おう」



シュリと久しぶりのメシ。



目玉焼きに目を輝かせ、見事に完食。



これで心配いらねぇな。



もう大丈夫だろ。



「腹苦しい…」



また寝る気か?