その日はシュリと別々に眠り、次の日は朝から仕事のため、早起きした。



まだユウリも寝てる時間にテレビだけがついていて。



ポツンとソファーに小さくなってるシュリ。



「おはよ」



そう言ったら真っ赤な目でこっちを向いたシュリが、勢いよくプイッと顔を背けた。



シュリ様はご立腹…。



「澪王なんて大嫌いだから…」

「ん」

「3ヶ月…我慢できなかったら?」

「俺、会いに行くし」

「澪王がいなくて眠れなくなったら?」

「電話する」

「離れて…あたしのこと嫌いになっちゃう…」



ポロポロ泣き出した。



あぁ~…、クソカワイイ…。



シュリの前に行き、座って顔をのぞき込んだ。



滅多に見れない必死なシュリだ。



「そんなんで嫌いになるなら、初めから好きだなんて言ってねぇよ」

「信じらんない…」

「信じなくてもいいけど。俺とお前の部屋、デカいの欲しくねぇ?」

「同じ部屋…?」

「同じ部屋」

「いる…」

「壁紙とかインテリアとか、好きなの選んでいいから」



ワガママ言いまくったって怒ったりしねぇし。