それから起きた駿太郎と共に全員が仕事へ向かい、夕方に帰ってきたユウリ。



「リムくんが寂しがってたよ」

「意味わからん。リムのために学校行ってるんじゃないし」

「明日はサボっちゃダメだよ?出席日数ヤバいんだから」

「わかってます」

「ん、よろしい」



次の仕事がテスト前で、ちょっとだけ焦る。



追試とか補習になって休みの日まで学校なんか行きたくないし。



「勉強しよう…」

「一緒にやろっか。僕が数学教えるから、シュリが古典教えてよ」

「うん、いいよ」



苦手なとこはふたりで補う。



ずっとこうして助け合ってきたスタイルは今も変わらない。



「最近楽しいね~」

「そうだね。シュリがいっぱい笑うようになって、僕も楽しいよ」

「澪王も好きだけど、ユウリも大好き~」

「じゃ、ご飯食べたら頑張りますか!!」



平凡で幸せな日々。



こうやってずっと笑っていられたら、人生が楽しいんだと思う。



平和って、なんだか超ステキ!!