澪王に手を引かれて澪王の座るソファー。



強制的にさせられた膝枕で、頭を撫でられて。



目が開かない…。



「猫みてぇ…」



アツシの声が聞こえたけど、眠くてそのまま寝た。



気がついた時は静かになってて。



ずっと膝枕で寝てたあたしと、座って寝てる澪王。



隅っこのソファーには駿太郎で、他のふたりはテーブルに顔を伏せて寝ていた。



「澪王…?」

「んっ…」

「お部屋行く。ベッドで寝よ?」

「あ!?おぉ、そうすっか…」



時計は4時。



起きあがった澪王と、スタジオの電気を消してから部屋に戻った。



お酒臭いし眠いし…。



「何時まで起きてたの?」

「3時半くらい?30分しか寝てねぇ…」

「寝よう」

「やらしいことしてからな」

「へっ!?」

「起こしたんだから責任とれよ?」



眠いのに、澪王の力には勝てなくて。



フワッフワの世界。



澪王の体温が気持ちいい…。