それでも仕事を終わらせ、瀕死で家に帰った。



「おかえり…?」

「ん…」

「具合悪いの?」



シュリの言葉に頷くだけしかできず、そのまま部屋に行ってベッドの上。



「新しいマスク…」

「持ってくる!!」



シュリが働いてくれるらしい…。



部屋着に着替えたくて、何とか服を脱いだ。



しんど…。



体が痛い…。



「マスクだよ!!」

「ん…」

「ご飯食べる?」

「いらね…」

「シュリちゃんが労ってあげるよ。よしよし」



なぜかシュリに頭を撫でられてる。



コレいいかも…。



「加湿器…」

「お水入れてくればいい?」



頷いたらシュリがパタパタ動き出して。



ゆっくり目を閉じたら睡魔に襲われた。



微妙な意識の中、シュリが冷たいタオルをくれた。



気持ちいい…。



「早く元気になってね?」



シュリが究極に優しい…。



寒気がする…。



そのまま眠り、目覚めはシュリだった。