その日、家に帰ると澪王は久しぶりの仕事で留守。



朝よりも顔色がよくなってるユウリと、フルーツたっぷりゼリーを食べる。



「ユウリ、クラスにリムっている?」

「鈴木リム?」

「うん。仲良し?」

「特別仲良しってわけじゃないけど、リム君いい人だから好きだよ」

「いい人なんだ…」

「偏見なく誰にでも声かけるし、クラスにいると明るくなるし。なんでリム君?」



言っていいのかな…。



でも相談する相手とか他にいないし…。



「前に告られた」

「本当に!?リム君から!?」

「うん。今日も告られてね…」



朝の出来事をユウリに話した。



どうしたらいいのかわかんないんだもん。



正直、あたしもリムをいいヤツだと思っちゃったし…。



「友達からって言われたんだけどさ…」

「友達になる気がないなら相談しないでしょ?シュリは嬉しかったんでしょ?」

「でもリムはあたしのこと好きって言う…」

「どうしたいのかは、シュリ次第。普通の友達としてはおすすめするけどさ」



悩みます。