そんなカワイイリンリンと学校に着いて、下駄箱で別れた。



「あっ…」



最悪なことにこの前のチャラいヤツに遭遇。



朝から視線が鬱陶しい…。



「おはよ~」

「ん」

「シュリちゃん朝から超カワイイ。やっぱりさ、俺と付き合わない?」

「激しくウザい」

「ならさ、1回デート行かない?ユウリと彼女も連れてきていいし」

「ユウリと友達なの?」

「同じクラスだからね」

「あっそ」



無視無視。



早くどっか行け。



「ちょっと待ってよ…俺はどうしたらいい?」

「自分の中で消化すれば?あたしにアンタの感情押しつけられても困る。マジで迷惑」

「でも好きなんだけど」

「それが迷惑だって言ってんの、わかんねぇの?頭悪そうだし、全く興味わかねぇんだよ」

「ひでぇなぁ~…」

「ホント、これ以上は勘弁願う」



なんて、人通りの多い下駄箱付近の廊下で思い切りフってしまった。



「性格悪っ…」

「いくらなんでもひどいでしょ…」



そんな声が聞こえて泣きそうになった。