仲良しなふたりを見てたら澪王の顔を見たくなって、朝ご飯代わりのアイスを持って澪王の眠るベッド。



ソーダ味のアイスを食べながら、澪王の寝顔を眺めた。



カッコイイ…。



髪を上げると大人っぽくて、下ろすと若くなる。



今はサラサラの髪が顔にかかってる。



触れるだけのキスをしたら、目を覚ましてしまった。



「唇…冷たい…」



半分開いた目。



親指で唇をなぞられたら、ゾクッとした。



掠れた声だ…。



寝起きだからかな…。



やたらセクシー…。



「腹筋は割れたのか?」

「は…?」

「だから、腹筋…って、何の話だよ」

「寝ぼけんな!!」



いい感じだったのにぃ!!



バカ澪王!!



「お前朝からアイスかよ…」

「食べる?ひとくちならあげてもいいよ」

「いらねぇよ…」



髪をかきあげて背伸び。



起きあがった澪王は、ユウリとは違う『男』の体つき。



「ギュッて」

「んぁ!?して欲しいわけ?」

「したいでしょ?」



あたしがされたいんだけど。