隣で隼人が何か言ってたけど、俺は彼女を目で追うことに必死で全く耳に入らなかった。





━━━俺はこの日、生まれて初めて一目惚れをした










その日の授業は全く集中できず、考えるのは優梨菜のことばかりだった。













━━━━放課後
優梨菜の周りにはクラス奴等が群がってた。休み時間も優梨菜の周りには人だかりができていたし、俺が優梨菜に話しかけるのは難しかった。


俺は諦めて帰ろうと鞄を手に取り、席を立った。
その時だった、初めて優梨菜と目があった。ほんの数秒だけど確かに目があい俺は優梨菜のその瞳に吸い込まれるような感覚におそわれた。








俺はその感覚から逃げるようにその場を離れた…いや、離れようとした。



その場を去ろうとする俺に優梨菜が声をかけた…








「常盤くん!!」




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