ドアが開きひとりの女の子が入ってきた。




春風のような軟らかくて透き通るような雰囲気のする子だった。


これが俺とアイツの運命の出逢いってことかな?







一瞬静まり返ったクラス内が再びざわめきだした。

「優!ヤバくね!?まぢあの子可愛すぎ。ヤベータイプだわ!」






元々ウザい隼人だけど(笑)いつも以上に声がでかくて、やかましい。隼人が騒ぐのも無理ないくらい彼女はかわいかった。










「はい、静かに! じゃ、自己紹介して。」

担任の声でクラスはまた静まり返った。










「はじめまして、山崎優梨菜です。よろしくお願いします。」












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