月曜日、今日は補習の日。 放課後、教室を出ていつものように保健室に向かった。 「大崎」 呼び止めたのは小泉先生だった。 「土曜日は大崎に会うとは思わなかった。 家は、あの辺なのか?」 「住宅街の方です」 「そうか、話があるんだ。 ちょっと、いいか?」 「これから用事があって今日は……」 「保健室で槇野先生とデートだから?」 え?