「・・・そろそろ限界かなぁ。」




見上げると彼女は言った。





「ソウイの意識は消えます。
 ファル、この時代の私をよろしく。」





そういった瞬間如月さんの体は地面に崩れた。




逝ったのだ、あの方は。




無駄だと知りながらも私は空に手を伸ばす。