「・・・、ファル。」




そうつぶやいた彼女。




「それは違いますよ。
 これは必要なことなのです。

 あの悪しき思いをこの時代にも味あわせるわけにはまいりません。
 ここで奴等との戦いを終わらせるのです。


 それに私の‘力‘の封印も解けかかっていました。
 あなたがかけなおし続けていたのが無駄になりましたがね。」