「ここ、現実・・・?」



「そうですよ、姫様。」




周りにいた三人はヴェインから私をかばうように
取り囲んだ。



けど、私はそれを止めた。



「皆、いいから。
 話をさせて・・・。」



彼の目からは敵意が消えていた。