万「はぁー……過ぎたことは仕方ない…」
まだ何か言いたそうだけどこの際気にしない
庵「凛…いつから?」
庵が聞いてくる
凛「転校してきた日から何かと近づいてきた…」
庵も怒らせると怖いからね…
正直に話しておかないと、後から何が起こるかわかんないからね
棗「凛、学校では気配消してるんじゃないの?」
棗が携帯から顔を上げて言った
凛「んーそだけど…関わるのめんどいしね」
棗の言う通り、あたしは不良共から目をつけられないように注意人物の近くを通るときは気配を消して通る
そして、一般の人でもあたしは関わりたくないから関わるなオーラを出して過ごしている
だから誰もあたしに近づくやつはいない
でも、あいつらはそんなのお構いなしに近づいて構ってくる
棗はそれが言いたいのだろう
棗「ふ~んおもしろい奴らだね」
口角を上げて言う棗
棗がおもしろがっている…
ここにも悪魔がいる…
万「凛、隙でも見せたんじゃないの?」
さっきまで黙って聞いていた万浬が言った
凪「りんちゃんが隙見せる訳ないじゃん!」
杏「うんうん!りんりんはあの蝶凰だよ?」
さっきまで青い顔してた奴らがよく言うよ
凛「んー隙ねぇ…多分見せてないと思うけど?」
頭をフル回転させて考えたけど思い浮かぶ節が見当たらない…