凪「あ!りんちゃん、おかえりー!」


凪があたしに気付き近付いてきた


凛「凪、杏浬は?」


いつもなら凪と一緒に駆け寄ってくるのに来ないし姿がみえない


凪「杏浬なら万浬と喧嘩してるよー」


喧嘩?


万浬と喧嘩してんの?


凪「正確に言うと、杏浬が一方的に喧嘩売ってるだけだけどww」


うわーなんか凪から黒いのが…


凛「ふぅ~ん。ま、とりあえず帰るか」


あたしは黒いのを見なかったことにして言った


凪「うん!!他の奴らにも言ってくるね!」


と言って駆けて行った


凪って時々黒いよなー


ま、昔からあんな感じだから気にしないけど


あたしは喧嘩してるであろう万浬と杏浬のところに行った


杏「もーなんでいつもいつも邪魔するのよー!!」


万「杏浬、気づけよ…凛、嫌がってるからね」


杏「万浬はいつもりんりんと仲良さそうだしさー!!」


万「それは仲間だからだろ?」


杏「りんりん可愛いのはわかるけどさー独り占めしないでよー!!」


万「可愛いのは認めるけど、独り占めはしてないからね」


なんか二人の会話まったく噛み合ってないと思うのはあたしだけ?


杏浬が一方的に文句言ってるようにしか聞こえないんだけど…


凛「二人とも帰るよ」


あたしはまったく噛み合ってない二人に言った


杏「あ!りんりん!!」


────ギュッー


はぁー


またか…


万「もう用事終わったの?」


凛「あぁ」


暑苦しい…


もー万浬に素っ気なく返しちゃったじゃん


まー普段とあんま変わんないけど……ww