生まれた時から、
いつもアイツは隣に居た。


アイツを追いかけて、アイツの隣に居るのが
いつも私の日常だった。



幼馴染以上恋人未満。



アイツを感じない日々は、
一日たりともない。



時を刻み続ける度に、
少しずつ近づいた真実の扉。



そのパンドラの箱が開いた時、
私は一つの覚悟を決めた。


『君を守る陰になりたい』



アイツの傍に居続ける為に……。