「あの、私も一緒にいい?」


同じクラスの川上茜だ


清楚な感じで、

男子にも女子にも人気のある人だ


「いいよ」


断る理由なんてないし

よしのとオレは、

すぐオッケーした



「ありがとう。

教室居心地悪くって」


ははっと笑った川上さんが


かわいそうに思えた






これからお昼は3人で食べるようになった



茜は人気者なのに

わざわざオレたちといるなんて

…謎だ



その日の帰り


「やっぱり大和、

よしのとお似合いだよ」


真剣な顔で雅人が言った


「前も言ったじゃん。

友達の関係崩したくない」


これが本心






「ばかじゃねーの!?

お前は友達でもさ

よしのとの付き合いは1番長いぞ」



確かにそうだ!


「大和はさ、自分に自信無さすぎ

お前以外と女子から人気あるんだぞ?」



そうなんだ


「オレ、頑張ってみようかな」



雅人はニコッと笑って


「応援する」





昨日雅人にあんなこと言ったけど


どうやってよしのに言おう



「おい、大和!

今日茜ちゃん休みだって」


ってことは、お昼はよしのと2人!



「今日、言ってみる」



「がんばれ!

ちゃんと報告しろよ」







考えれば考えるほど


答えが出なくなり


時間はすぐに過ぎていき


お昼になった



決戦の時じゃあああ!


よし、行こう






中庭には、いつも通り

よしのがいた


「よしの!」


「遅い!」


オレのことを睨んだ


「ごめん、ごめん」


よしのは呆れた顔をした






「よしの、最近彼氏いないの?」


「いたらだいわといないし」


うん、そうだよな


「だいわは彼女いないの?」


「いるわけないじゃん」


よしのはふーんと言った


よしのはオレに関心ないんだな


って思った



「じゃあ、好きな人は?」






これってチャンスか?



「…いるよ」


「ふーん」


それだけかよ…


「気にならないの?」


「別に、関係ないし」


「じゃあ、きいて」


よしのは

めんどくさそうな顔をしていた






「オレの好きな人って

よしのなんだ」


よしのは目を大きく開いて


驚いた顔をした


「よしのは友達だから

好きになっちゃいけないって思ってた

でも、無理だった

よしのが彼氏できるたび

辛かったんだ…」