今日は入学式
家が近いっていう理由で選んだ
オレは本当に平凡な高校生
顔も、勉強も、スポーツも
すべてそれなりなんだ
学校について
クラス表を見た
3組だった
「やーまーと!一緒じゃん!」
おっきい声で言ってきたのは
雅人だった
「おー!じゃ、一緒に行こーぜ」
3組の教室のドアを開けた
けっこうたくさんの人がいた
「オレ大和の前じゃん」
雅人は俺の席の前に座った
「大和の隣の人遅くね?」
そう言われてみれば
オレの隣の席だけがいなかった
ガラっ
いきおいよくドアが開いた
真っ黒な長い髪で
おっきい目ときれいな鼻
とにかく美人な人が
オレの隣の席に座った
隣の席とかめっちゃラッキーじゃん!
話しかけたい!
けど、隣の席の人は
真っ直ぐ前を向き冷めた目をしていた
「大和の隣の人、話しかけにくい!」
「オレも雅人と同じことを思った」
「やっぱり!オレ告ろっかな」
雅人はかっこいい
顔もいいし、スポーツできる
勉強以外はできる方だ
でも、そんな雅人でも
隣の人は付き合ってくれないと思う
次の日
教室で
「山崎よしのちゃん!」
雅人は隣の人
山崎よしの
に話しかけた
冷たい目で雅人を見つめて
「なに?」
とだけ言った
「いや、なんつうか。付き合って」
よしのちゃんは
「いいよ。」
と言った