………



浅い眠りから目が覚めた。



体はともかく

頭がはっきりと起きた…









どっ…どっ…どーしようっ!!!






思わずガバッと飛び起きた。



小島コーチは好き!
でもそれはコーチとして!
先輩として!
同僚として!

恋なんて絶対しない!!!

と思ってたのに…






ドキドキが止まらない…

なんなのこの状況…

ちゃんと昨日の記憶はあるけど…

いや、ところどころないけど…





隣に寝てるよーーーーー!!











「…まだ寝てな」

ビクッ!!

「いや、いやいやいや…」

まともに話せないし
顔見れない…

「どーしたの?」

「いやいやいや、もう無理ですって…もう寝れないですよ」

「なんでだよ…なに?恥ずかしくなったの?」

「そっ…ですよっ!え?なに?平気なんですか???」

「うん」

「いや…いやいやいや」

「早くおいで!」

「………」

「早く〜」

「…………」

「……おいで」

服の裾を引っ張られてそのままコーチの腕のなかにすっぽり入った

キュン

くそー

年上のこの余裕さ!
くやしいーっ



と思いつつドキドキが止まらない…








「なに、そんなに照れてんの?」

「………うぅ〜…」

「昨日からずっとこーしてたんだよ?」

ぼっ

と顔が暑くなるのを感じた。