「あ、どーぞどーぞ、はい」
あたしは思いっきり壁に張り付いてコーチが寝れるだけのスペースをあける。
iPodのスイッチを入れて、コーチがベッドのなかへ入ってくる…
さすがに…
ドキドキする…
「はい、頭あげて?」
「ハイ。」
ん?
う で ま く ら !!!
なぜ!?
でも
気持ちいい…
思わずコーチのほうを向く…
「これ、安心する…」
「そう?」
「うん………なつかしい…」
「今元彼思い出したんでしょ?」
「…思い出してないですよ…」
嘘ですけどね。
流れている音楽がはシャッフルで
有名なラブソングが流れた
好きじゃないひとに抱かれてる…
でも嫌じゃない
このままずっとこうしてたい
そんなことを考えてたら
急にギュッと抱きしめられた
だからわたしもギュッとした
でもコーチの体は大きくて、わたしはしょせん酔っ払いで、全然ギュッてできなくて
そしたらコーチが
「俺かギュッてするからいいの」
って言って
もう一度抱きしめられた