ベッドに寝かされ少しずつ頭が働いてくる
ああ…
男の人の家に1人できてしまった
それも酔っ払って…
これ、ヤられちゃうのかな?
でも小島コーチ、ひたすら介抱してくれてるし…
そんな気ないよね、きっと…
今もあたし寝かせて自分テレビ観てるし…
なんて冷静に考えちゃうあたし…
「大丈夫?」
ふいに声をかけられた
「だしじょぶ…です…」
「あ、この部屋すごいんだよ、魔法かかるから」
「…?」
そう言って、小島コーチはテレビと電気を消した…
と思ったら…
部屋が真っ赤なライトに照らされた
ちょっと…これ…
「すげーっしょ!ラブホみたいっしょ!はははっ!」
えーと、こちらとしては笑い事じゃないんじゃ…?
と、冷静に考えるあたし…。
しばらく何かを話してた…
忘れちゃったけど…
でもそのあとのことは覚えてる。
「まゆちゃん、俺も寝ていい?」