―……次の日の昼休み

同じ学年のクラスを一つひとつ雪那と一緒に覗いてみた。


「でもさぁ、なんで同じ学年なのに明子知らないの?」

呆れた感じで雪那が聞いてきた。

「なんでって言われても…知らないんだもん。」


正直言ってあたしは
同じクラスの人しか知らない。

他のクラスの人を
知る必要がないから。