「明日さ、探しに行こうよっ。」

ミルクティーを飲みながら、あたしの方をむいて雪那が言った。

「へっ?何のために?」

質問したあたしに雪那は

「何のためにって、明子その人が誰か知りたくないの?」

立ち上がってあたしに
聞き返した。


知りたくない訳じゃい…

でも、知ってどうするの?

あたしは雪那に答えず
ミルクティーを飲んだ。