「夏燐ー、着いたぞー」


『…………』


「どーした?」



ヤバイ…

非常にマズイです


遅刻ということに気を取られて

この車の見た目のことをすっかり忘れていたのだ


このスモークバリバリの車を…



ま、まぁ、

時間的にも
もう人なんかいないだろうし


だ、大丈夫だよね…?