「シンっ!遅刻するよ!もっと早く漕いでよ!!」

「誰のせいだと思ってんだよ。じゃあ痩せろよ」

「あたしのせいだけどそれは失礼だよね!?」

「ちゃんと掴まっとけ」


いつものように、自転車に二人乗りで登校。


「…なあ」

「んー?」

「…胸、当たってんだよな」

「え?!」

「ずっと気になってたんだけどずっと言えなくてさ」


たまに言いかけてたのはそれだったの?!


「シンのばかっ!」

「いや、サービスかと思って」