「…気づくの、おせえよ」


その言葉の後、シンは振り向いて。

少しだけ泣きそうな笑顔で、あたしを抱き締めてくれた。

あたしが背伸びをするだけじゃ届かないから、
シンは少し腰を屈めて。

恋人になって初めてのキスは、
いつもと違って照れ臭かった。







~Very happy end~