―・・・



「間に合ったね!」


校門に着いて自転車を降りると、
時計は8:15分を指していた。


「ん、疲れた」

「お疲れさまー」

「ん。チャリ置いてくるから先行ってろよ」

「はーいっ」


駐輪場に行ったシンと別れて、
あたしは玄関へ。


「礼奈ー!おはよ」

「あっ、凛(りん)ちゃん!おはよっ」