「?!」


そこまで言って、ふっと倒れたレナ。


「レナ?! おい…レナ!!」


顔が赤い。息が荒い。

…やっぱり。

ここ最近、おかし過ぎた。


「…ごめん。つー事らしいから。じゃあ」

「あ…うん…」


唖然としたままの女子に一言だけかけて、
レナを抱きかかえ、向かうのは保健室。


「…ったく、自分の体調の悪さにも気づかないとか、ガキかよ。

つーか、ガキ通り越してるだろ」


保健室の前に辿り着いて気づいた。

…ドアを開けられない。