「ん?」

「お泊まりって何?」

「ああ、シンの家庭色々あってね、長期で親が居ない事もあるんだけど、

そういう時は昔から家に泊まりに来るの」

「もう"一人でお留守番"が心配な歳でもないのに?!」

「お母さんが強引なんだよー。シン大好きだから」







「ねえねえ、こうしてると新婚さんみたいだね!」

「制服だけどな」


放課後、一緒にスーパーに来た。

メモを持って迷わず商品を選ぶシン。


「晩ご飯何かなあ」

「多分俺の好きな物だろ」

「やっぱりそうだよねえ。でも、

シンが好きな物はあたしも好きだから嬉しいな!」