「シン、シンっ!合格点!!」 「やったな。ほら、イチゴパンケーキ」 「わ~い!!」 「秦、秦っ!赤点!!」 「死ね」 「友達に向かって?!」 秦と真都がじゃれてる横で、あたしはガチへこみ。 そりゃ、いつも赤点ギリギリだけど、 でも今回の範囲には自信があったから。 「直、追試頑張ろーな!!」 「うん…そうだね…」 もはや戦意喪失。 テスト用紙は下敷きに、筆箱を枕にして寝る事にした。